備忘録

本の中の食べ物や日々の道具などについて書いたり消したり直したり

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

パン・チーズ・肉(中世の城日記 少年トビアス, 小姓になる)

13世紀イギリスの住み込み小姓の少年トビアス・バーチェスの日記としての絵本。中世というとどこの国やら時代やら曖昧なまま文字だけだと参ってしまうのだけど絵本なのできっちりイメージできていい。 中世の城日誌―少年トビアス、小姓になる (大型絵本)作者…

チョコレートチャンクスコーン(恋物語)

化物語シリーズではミスター・ドーナツが印象的なのだけど、このお話ででてきてぐっときたのはここ。 恋物語 (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 481回この商品…

トーストとコーヒー(裏ヴァージョン)

ふと読み返したくなって読み返したのでメモ。ああ、この作品ってポケットモンスター金銀ヴァージョンのご時世を描いたお話なのだなあ、と感慨深くなった。ローソンで予約とか前作の赤緑は一緒に買ったとか。 裏ヴァージョン (文春文庫)作者: 松浦理英子出版…

チャーハン(とらドラ!)

チャーハン力という文字列を見たことがある。 おそらくブログとツイッター。 どこだったか忘れてしまってるし検索しても探せなかくてチャーハン力(りょく)かチャーハン力(ぢから)のどっちだったのか不明瞭。どの意味合いで使われてたかも不明瞭。 仕方な…

ダンキン・ドーナツ(走ることについて語るときに僕の語ること)

体重増加と体力低下を憂いて、走りはじめようと思ったときに、この「走ることについて語るときに僕の語ること」を手に取った。 思考は混沌に落ち入りやすいもので、まとまった「走る」ことについて書かれている文章を読めば多少はコントロールできるんじゃな…

万年筆でノートに議事録をとれば、会議で眠らない

Q.会議で眠らないようにするにはどうしたらいいか? 新人の状態でプロジェクトにアサインして、全く内容が分からないミーティングにいきなり参加させられたような場合ほど眠くなる。 酷い話だと思う。 内容が分かれば眠くならずには済むのだけれど、上滑りす…

オムレツ・サンド(それからはスープのことばかり考えて暮らした)

オムレツはプレーンなものが好きなはずなのだけど、スペイン風オムレツについて。 「それからはスープのことばかり考えて暮らした」と題名に「スープ」と入ってはいるが、まずは「サンドイッチ」の物語で始まるお話だ。 オムレツ・サンド以外にも誘惑的なサ…

シェイクスピア作品の舞台となった国リスト

シェイクスピアの作品の舞台についてざっくりとまとめて見る。史劇はイングランド舞台が基本なので省略する。 作品名 舞台 タイタス・アンドロニカス ローマ ロミオとジュリエット 14世紀イタリア、ヴェローナ ジュリアス・シーザー ローマ ハムレット デン…

手製のバタパン(弥勒)

貧困状態の物語に出て来る食べ物ってなかなか忘れられない。特に稲垣足穂はハイカラな物語と極貧の随筆・小説のギャップがそう思わせてくれるのかも知れない。 稲垣足穂の「弥勒」にはそんな印象深いものが沢山ある。挙げたいモノがありすぎるので、まずはい…

種入りの焼菓子(ホビットの冒険)

食べるのが好きでおもてなしが好きなホビットが食べるものはことごとく美味しそうだし、ドワーフの食べっぷりも良い。 最初に取り上げたい食べ物があったのだけどページを失念してるのでまずは最初から。 ホビットの冒険 オリジナル版作者: J. R. R.トールキ…

レンズ豆(ヘンリ・ライクロフトの私記)

「ヘンリ・ライクロフトの私記」は作者ギッシングが創作した人物ヘンリ・ライクロフトの私記だ。 空想上の人物について騙られているお話。私記ってものを覗くことは、一般的な生活ではタブーだけれど、創作された日記ならば後ろめたさ無しで読む事が出来る。…

ウェルシュ・ラビット(三匹のめくらのねずみ)

子供の頃、アガサクリスティの描く食事の風景が、美味しそうで大好きだった。 しかし、大体がどんな料理か全然想像できない。 でも、最近は画像検索ができるお陰で、やっと分かるようになった。 「ウェルシュ・ラビット」もやっと分かった料理の一つだ。 「…

芥子飯(御馳走帖)

貧乏な状態での食の話は切実で好きだ。そこまで困窮したこと無くても身につまされてしまうのはなんでだろう。 内田百閒の「芥子飯」を最初に読んだのは、福武文庫「ものづくし」だった。冒頭の部分の価値観から、共感を抱いてしまう。「人の羨む地位を得た後…

ブックカバーにグラシン紙を使う

うっかり汚すのがいやなので本にはブックカバーをかけたい。しかしカバーをかけて本のタイトルが見えなくなるのはイヤだった。 そんなわけで、グラシン紙をブックカバーとして利用している。文庫サイズ乃至単行本サイズをくるめる大きさのグラシン紙を購入し…

iPhoneとiPadの充電USBケーブルを購入した

USBケーブルのコネクタ付近の部分がボロボロになって来たのをテープで修復しつつ利用していたので、Amazonベーシックにて購入。 ライトニングUSBケーブル 長さ90cmと10cmで迷って、10cmを購入。短いのがなかなかすっきりしていい感じだ。Amazonベーシック Ap…

クレジットカードについて

最初にクレジットカードを作る時や、初心者がクレジットカードを使うときに気をつけたほうがいいことについて。 学生時代に作っておく カードを作りにくい職業になる可能性もあるので作るだけ作っておくこと。 宮部みゆき「火車」を読む すこし前の時代のお…

改行コード

多くの開発言語では改行をあらわす記号 '\r' や '\n' などがある。 しかし、SQL や PL/SQL にはない。 oracleでは代わりに CHR 関数を使用する。 CHR(13) ... キャリッジリターン( CR ) CHR(10) ... ラインフィード( LF ) 改行が CR+LF か LF のみかは OS に…

ワイシャツの襟の黄ばみをどうにかする

ワイシャツ(ドレスシャツ?)はクリーニング店に出すのではなくて自分で洗ってアイロンかけて運用したい。ついでに襟の黄ばみは綺麗に取りたい。 これに長らく悩んでいたのだけれど解決方法は簡単だった。 単に「シミ抜き洗剤」を使えばいいだけの話。 適量…

屑肉パイ(イギリスのある女中の生涯)

女中として過ごしたウィニフレッド・グレース夫人の人生の記録についての本。 イギリスのある女中の生涯作者: シルヴィアマーロウ,Sylvia Marlow,徳岡孝夫出版社/メーカー: 草思社発売日: 1994/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブロ…

SQLのコーディングスタイル

はじめに プログラミング言語でソースの書き方にこだわりについての話題って良く見る。 メジャーどころは字下げスタイルあたりだろう。Wikipediaに記事があるくらいにメジャー。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%97%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%B9%E3%82%B…

飯のうえに見たことのない黄金色のソース(波のうえの魔術師)

老人と青年版「マイフェアレディ」なのかな?序盤の老人と青年をみていると、魔女に変身させてもらったシンデレラを見ているような快楽がある。 この話の中で、一番ぐっときてしまったのが老人の少年時代のエピソードだった。そこに出てくるカレーライスもと…

キュケオーン(ホメーロスの諸神讃歌)

「デーメーテール讃歌」といえば、ペルセフォネーがハーデースに攫われる話だという印象が強かったけれど、読んでみると、娘を捜して放浪してるデーメーテールのパートがけっこうある。 その娘探索中のデーメーテールが所望したキュケオーンというなじみのな…

ママレード(くまのパディントン)

「暗黒の地ペルーからきた密航者」というフレーズが衝撃的すぎて、児童文学っていいね、と久しぶりに思いましたよ。 スーツケースひとつで密航してきたクマの無邪気な態度が、愉快すぎていい。この作品もいちいち美味しそうなものが多いけどまずは、これ。 …

油揚げ、甘辛く煮て(つむじ風食堂の夜)

油揚げが好きだ。 でも厚揚げだって好きだし、当然豆腐も好きだし、ついでにオカラも好きだ。 大豆製品、大体好きなんじゃないのって思うところもあるけど、なぜか特別に油揚げが好きだ。 「つむじ風食堂の夜」に出て来るさりげない油揚げ料理がまた美味しそ…

ペン先のインクが乾いてかけなくなった万年筆のリカバリー

万年筆を高校か大学の入学祝いにもらったのに、さほど有効活用しないままペン先を乾かしてしまいもうかけなくなったのかと破棄してしまった事がある。 もったいない。 やっと万年筆の扱い方を覚えたのは社会人になってからだった。 初心者用としてペリカーノ…

ベーコン・エッグズ(キャッチャー・イン・ザ・ライ)

ある程度歳をとってしまってから読んだので、何も感じられないかと思っていたけのだけれど、楽しめた。 このお話の中で朝食について面白いなあと思った部分がある。 キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)作者: J.D.サリンジャー,J.D…

靴(黄金狂時代)

子供の頃の記憶なので最初にどのように見たのか曖昧なまま作品名も調べられないまま、旨そうだと思っていたものがあった。 それは、煮た靴だった。 飢餓状態で靴を煮て、これを旨そうに喰うヒゲの男がチャールズ・チャップリンで、その映画の名前が「黄金狂…

セスピアン(すぐそこの遠い場所)

この誘惑されるデザートが出てきたのは二つで一セットの本だった。 最初に私が手に取った本は、ちくま文庫「クラウド・コレクター」。語り手の祖父の残した数冊の古い手帖にまつわる物語だった。 新版 クラウド・コレクター (ちくま文庫)作者: クラフト・エ…

スペイン風オムレツ(パリ仕込みお料理ノート)

オムレツはシンプルで混ぜ物が無い方が好み。たまごがとろとろで、バターの香りがして程よい塩加減のが一番。だけれど、 パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 (307‐1))作者: 石井好子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1983/05メディア: 文庫購入: 1人 クリッ…

ビューを調査する(oracle)

はじめに Oracleで便利なビューが沢山あると楽だけど、謎のノウハウやら得体の知れない仕様を詰め込まれたビューを引き継いだ場合はなかなか厄介だ。 ファンクション、プロシージャ、トリガーよりすこし癖のある調査が必要となるビューの調査方法について備…