備忘録

本の中の食べ物や日々の道具などについて書いたり消したり直したり

カレー

芥子飯(御馳走帖)

貧乏な状態での食の話は切実で好きだ。そこまで困窮したこと無くても身につまされてしまうのはなんでだろう。 内田百閒の「芥子飯」を最初に読んだのは、福武文庫「ものづくし」だった。冒頭の部分の価値観から、共感を抱いてしまう。「人の羨む地位を得た後…

飯のうえに見たことのない黄金色のソース(波のうえの魔術師)

老人と青年版「マイフェアレディ」なのかな?序盤の老人と青年をみていると、魔女に変身させてもらったシンデレラを見ているような快楽がある。 この話の中で、一番ぐっときてしまったのが老人の少年時代のエピソードだった。そこに出てくるカレーライスもと…