ハムの脂に浸したパン(ファイター)
われらの時代・男だけの世界 (新潮文庫―ヘミングウェイ全短編)
- 作者: アーネストヘミングウェイ,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1995/10/01
- メディア: 文庫
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「あんた、ハムの脂にパンを浸すのは好きかね?」黒人は訊いた。
「大好きだよ!」
「それは後にしておいた方がいいな。食事が終る頃にしたほうがよさそうだ。さあ、できたぞ」
黒人はハムを一切れつまみあげ、それをスライスしたパンにのせてから、最後に卵をいちばん上にすべらせた。
(ヘミングウェイ全短編1「ファイター」p79)
「ハムの脂」というのが珍しくて記憶に残った箇所だ。ベーコンの方が脂が多いイメージだったので、ハムの脂というとどんなもんだのだろう?と思ってしまった。
あと、なんでそれを食事が終る頃に食べるのか?こまかな食習慣は分からない。
しかし、パンで浸せるほど脂のでるハムというのは魅力的だ。