ゆで卵(旅行者の朝食)
人の親になってから、子供にはたくさんきれいなものをみて欲しくなったしおいしいものを食べてみて欲しいと思うようになった。
例えばこんなふうに
父がゆで卵を剝いてくれている 。わたしが一つ平らげると 、またもう一つ剝いてくれる 。なんて幸せなんだろう 。その卵もあっという間に食べてしまう 。
- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
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もちろんゆで卵でなくてもいいのだけど、子供の好みそうな食べ物としてのゆで卵の可愛らしさが際立つ。
この思い出の中のゆで卵のうっとりとした風情がとても好ましい。