備忘録

本の中の食べ物や日々の道具などについて書いたり消したり直したり

ゆで卵(旅行者の朝食)

人の親になってから、子供にはたくさんきれいなものをみて欲しくなったしおいしいものを食べてみて欲しいと思うようになった。
例えばこんなふうに

父がゆで卵を剝いてくれている 。わたしが一つ平らげると 、またもう一つ剝いてくれる 。なんて幸せなんだろう 。その卵もあっという間に食べてしまう 。

(文春文庫Kindle版「旅行者の朝食」より)

旅行者の朝食 文春文庫

旅行者の朝食 文春文庫

子供の好物を次々食べさせてあげたい。そして「なんて幸せなんだろう」と思ってもらえたらこちらのほうが「なんて幸せなんだろう」って感じてしまいそうだ。

もちろんゆで卵でなくてもいいのだけど、子供の好みそうな食べ物としてのゆで卵の可愛らしさが際立つ。
この思い出の中のゆで卵のうっとりとした風情がとても好ましい。

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