山羊の胃袋(オデュッセイア)
- 作者: ホメロス,松平千秋
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/09/16
- メディア: 文庫
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「誇り高き求婚者の方々よ、わしのいうところを聴いてくれ。ここに山羊の胃袋が幾つか火にかかっている。夕食にあてようと、脂と血を詰めてわれらが用意したものだが、相手を破り優者となった者に、自ら立ち上がってその中から望む一個を取らせるとしよう。また、その者には、今後常にわれらと食事を共にさせ、他の乞食は一切、物乞いのためわれらの間には入れぬことにしよう。」
こんな時代から内臓に詰め物をして食べる方法があるなんて、と思った部分。軽く調べてみるとソーセージらしい。なるほど、腸ではなく胃を使って入るが、ブラッドソーセージのようだ。