備忘録

本の中の食べ物や日々の道具などについて書いたり消したり直したり

ハム入りマカロニに粉チーズをかけたの(エーミールと探偵たち)

 「エーミールと探偵たち」の最初にでてくるシンプルながらも美味しそうな、食事について。

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))

ハム入りマカロニに粉チーズをかけたのが出てきた。エーミールはもうれつないきおいで食べた。

岩波少年文庫「エーミールと探偵たち」P49)

 ケストナーの作品でエーミールや「飛ぶ教室」にでてくる主人公は、あまり裕福でなくので、身につまされるような金のお話が出てくる。「エーミールと探偵たち」もそんな余り裕福ではない家庭の主人公エーミール・ティッシュバイン。

  このハム入りマカロニ、後からP200あたりでエーミールの好物だと分かる。質素だけれども子供が好きそうな一皿といった印象。とても美味しそうだ。

 

 さて、マカロニというとイタリアの麺類なのだけど、この物語の舞台はドイツ。ドイツのマカロニっぽいものってどんなものだと思って調べてみた。

 

 最初にぱっと候補にあがるのは「シュペッツレ」というもの。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%AC

 しかし原文ではきちんと「Makkaroni mit Schinken」とありマカロニだとのことでこれではない。

 あと材料は似ているけれど英米で好まれるマッケンチーズではなさそうだ。(そういえば、マッケンチーズも子供が好きなメニューと言う印象)。

 ハムにマカロニ、粉チーズと入手しやすい材料ばかりなのでレシピが分かれば作ってみたい一品だけれども、まだまだ味わえそうにない。