キュケオーン(ホメーロスの諸神讃歌)
「デーメーテール讃歌」といえば、ペルセフォネーがハーデースに攫われる話だという印象が強かったけれど、読んでみると、娘を捜して放浪してるデーメーテールのパートがけっこうある。
その娘探索中のデーメーテールが所望したキュケオーンというなじみのない飲み物が気になって仕方ない。紅い葡萄酒じゃダメ。なんでだろ?
- 作者: ホメーロス,沓掛良彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/07/08
- メディア: 文庫
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大麦の粉と水にやわらかな薄荷を混ぜた飲み物をくれるようにと請うた。
注釈64によると「薄い粥状の飲み物」だとか。密儀につかわれていた飲み物という神秘性に心惹かれるけど、入手困難、いや再現不可能なのかな。